
寒くなると恋しくなるのがカイロですねぇ。
今回は「使い捨てカイロ」ではなく、「ハクキンカイロ」について語ってみたいと思います。
ハクキンカイロって何?
プラチナによる、ベンジンの酸化発熱作用を利用するカイロ(懐炉)。
ハクキンカイロの創業者の的場仁市氏が考案。
以来、100年間発売されている超ロングセラー商品です。
使い捨てカイロとどう違うのさ
使い捨てカイロは、発熱に酸素と鉄が化学反応を起こす際の熱を利用したものですね。
繰り返しの使用は不可。
ただ、カラダにフィットさせやすいので、その点はハクキンカイロよりも有利ですね。
ハクキンカイロの便利な使用法については後述します。
危なくないの?
ハクキンカイロは「火」を発生させません。
ベンジンを燃やすのではなく、化学反応のために使用するので安全です。

カイロ用ベンジン(ジッポーハンディウォーマーではジッポーオイルが指定燃料)

このAタイプベンジンも店頭でよく見かけるが、「カイロ用」としては不適なので注意。
カイロ用ではなく、あくまでシミ抜き用として使用しましょう。
で、使用感は?
使用時間はベンジンの注入量によって調整できます。
最初の写真の左側のカイロはminiタイプですが、これでもベンジン注入用カップの一杯半で18時間発熱します。
大型のPEACOCK GIANTタイプはなんと最大30時間保温するとのことです(ハクキンカイロ公式ウェブより)
重さの点では使い捨てカイロの方が軽いですが、繰り返し使える点、エコですね。
あると便利なアクセサリーは何よ?
ベンジンの注入にカップがあると便利です。
目盛がついているので、好みの保温時間を注入量で調整できます。
また、カイロの装着ですが、ポケットに入れてもいいんですが、臀部の上あたりにカイロ用のベルトを使用してセットすると下半身全体が温まります。
触媒のプラチナ(火口)ですが、消耗品です。
多用する方は予備を準備される方がよいでしょう。
タイプ別に3種類あるのでご注意を。
写真左の換火口はminiおよびSTANDARD間で共用できます。
左から、
換火口(mini・STANDARD用)、カップ(mini・STANDARD用)、カップ(zippo添付品)

赤丸で囲んだ部分
穴が空いている状態。ベンジンを注入する状態。
赤丸で囲んだ部分
穴が閉じている状態。ベンジン注入を止める状態。
マジックテープ付きカイロベルト
中央部がポケット状になっており、カイロを装着できる。
お勧めは尾骶骨のちょっと上あたりにカイロがくるようにセット。
下半身全体が温まります。
管理人は冬山登山用に購入しましたが、冬場の外出時にも多用してます。
今年の冬はエコにポカポカしてみませんか?