防災ラジオ(手回し充電)2種対決(ソニー・東芝)

SONY ICF-B99(左)とTOSHIBA TY-JKR5
ソニーICF-B99(左)と東芝TY-JKR5

前置き

全国の防災マニアの皆さま、こんにちは。

停電時にも使える多機能ラジオを2機種購入しましたので、レビューします。

忖度なしで評価しますので、皆さまのご購入に参考になれば幸いです。

 

なんで今さら防災ラジオなのよ?

地震はともかく、豪雨でも停電は発生しますよね。乾電池型のラジオだと予備電池の確保やら、乾電池の液漏れなんかも考えなきゃならんので長期保管にはなかなか気をつかいますよね。

手回し発電機能付きのラジオであれば、乾電池が切れていても内蔵されている充電池で駆動できますし、手回し発電で稼働時間を延長できます。

ラジオ機能のほか、LEDライト機能や、携帯電話充電機能もあるので、いざという時には頼りになる存在です。

で、評価の高い2機種を購入ししばらく使ってみましたので評価をしてみたいと思います。

まだ、その「いざという時」では使用していませんが、定期的に防災用品を確認している中で感じたことをつらつらと。

 

発電機能はどうなのよ?ラジオは?

ラジオ、LEDライトへの充電については両機種とも問題ないと思います。

ラジオを聴いている最中、ずっと手回しする必要はありません。

この点、は防災ラジオの基本性能なので、両機種ともクリアできていると思います。

SONY ICF-M780N
SONY ICF-M780N

基本性能:音質はどうのなのさ?

ラジオの受信性能ですが、一階の電波状況の悪い部屋でリファレンスモデルソニーICF-M780Nと比較してみました。

さすがに780Nは「中波番長」だけあってクリアな音質です。

ラジオとしては大きめの筐体と大型スピーカの組み合わせで長時間の聴取にも応える性能ですね。

まずJKR5ですが、小さな個体の割にはよく頑張っていると思います。

多少ノイジーな印象はありますが、避難時に防災情報の聴取用途には十分だと思います。

一方のB99ですが、より大型の筐体におそらく大きめのフェライトバーアンテナを内蔵しているのでしょう。

780Nに迫るくらいの音質です。

スピーカーも大きい点、JKR5より有利だと思います。

 

【音質比較】

 

 

携帯電話充電機能はどうなのよ?

これはICF-B99の公式サイトにもあるように携帯電話(フューチャーフォンのことね)・スマートフォンの充電「も」できる、という意味と理解しました。

手回し充電約1分間で連続待ち受けが約2時間なのはいいんですが(携帯電話)、連続通話時間は約1分間です。
つまり、1分間手回しで1分間通話できる、ということなので、実際の使用時は大変かと思います。

素直にモバイルバッテリを複数、充電済みで完備しておく方がよいかと。

で、どっちがおすすめなのよ?

東芝のTY-JKR5はカタログ落ちして、現在は後継機種かと思われるTY-JKR6が販売されています。

TY-JKR5は2024年9月現在、市中流通のみかと思います。

故障の確率は低いかと思いますが、購入後のサポートを考えるとB99かJKR6の方が良いかもしれません。

 

1点だけ。
手回しの感覚はどちらかというと、JKR5の方が「回しやすい」印象です。

B99は回している間、「ガチ」という感触と共に音がして壊れそうな感じを持ってしまいます(実際にはこれは仕様なんでしょうけど)。

 

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