
TASCAM PORTASTUDIO 2488とは
TASCAM PORTSTUDIO 2488とは2004年に発売された24トラックマルチトラックレコーダー(MTR)です。
8チャンネルまで同時に録音が可能で、24トラックによるミキシングからマスタリングまで一貫して行うことが可能で、最終的にはCDの作成まで可能です。
数々の受賞歴はこちらから
DAW全盛のいま、MTRにどれだけの需要があるのかは分かりませんが、現行機として、TASCAMはMTRのDP-24およびDP-32をリリースしています。
前モデルはMIDIを搭載していましたが、現行のDP-24SD&32SDはMIDIの搭載はありません。
2488は最新の32bitフロート録音にも対応していませんが、8チャンネルを自由に24chにアサインでき、編集もフレームレートを30フレとして、0.1フレームの精度で可能です。
つまり、300分の1秒の精度ですね。










TASCAM2488MKIIとの相違は
2488のHDDは40GBでしたが、80GBまで拡張され、アコースティクシミュレータやオーバードライブエフェクトが追加されました。
TASCAM2488neoとの相違は
TASCAM2488neoは2488MKIIにマスタリングエフェクトが追加され、音圧を上げられる仕様となっています。
TASCAM2488のHDDをSSD化する
起動、書き込み、読み込みの速度の向上を期待して2488のHDDをSSDに交換します。
今どきSDDといえばM.2 SSDと決まってはいますが、なんせ古い機材のため、認識しません。
なので、SATAのSSDをチョイスします。
一説によると2488シリーズは120GB超のドライブは認識しない、とのことですので、無難に120GBのSSDです。
あと、HDDの代わりにSSDをインストールしますので、インターフェース周りをちょいと工夫しなければなりませんね。
今はスゴイものがあるんですなぁ。
その名も「SUGOIADAPTER2535 マウンター型SATAPATA変換アダプタ SATA-TR2535」
SSDをコレに突っ込んでHDDと入れ替えるだけでOKです。
背面のプラスネジを外すだけ内部にアクセスできます。ゴム足のネジは外す必要はありません。フェーダー等の保護のため、クッションを敷いての作業です。
HDDを外した状態。フラットケーブルと電源コネクタが右側に見える
HDDの代わりにこの2つを用意し、インストールする
上から、
システムトークス スゴイアダプタ2535 SUGOIADAPTER2535 マウンター型SATAPATA変換アダプタ SATA-TR2535
トランセンドジャパン Transcend SSD 120GB
両者のコネクタ形状が同一なのが確認できる
両者をセット
フラットケーブルと電源ケーブル接続
コレだけです!

使用感
まぁ、正直言って、SSDに入れ替えたといっても、システム全体に及ぶ訳ではないので、データの「セーブ」「ロード」がちょっと早くなったかな、という程度です。
それより、20年超のHDDのクラッシュを多少なりとも回避できる安心感がきっかけですね。
お手元に2488シリーズをお持ちの方、試してみてはいかがですか?
(極々少数かと察しますが・・・)
「お約束」の一言ですが、上記につき試される場合は、どうぞ自己責任にてお願いいたします。