
ThinkPad トラックポイント・キーボード-日本語(ワイヤレス)
ThinkPad トラックポイント キーボード II – 日本語(USB)
ThinkPad トラックポイント・キーボード英語(USB)
ThinkPad USB トラックポイントキーボード(旧商品SK-8855)
根強い人気のトラックポイントキーボードについて語ってみる
全国のトラックポイントフェチのみなさま、お久しぶり。
ご存じの通り、トラックポイントキーボードとは、かつては日本IBMから、現在ではレノボから発売されているThinkPadシリーズのキーボード部をそのまま外付けキーボードにしたようなデバイスだ。
管理人の手元にあるThinkPadシリーズはT460sのみだが、このタイピング感覚に近い「外付けキーボード」なのである。
なので、「タッチパッド、マジックトラックポイント命」の方には向かない(きっぱり)。
かつての東芝のノートPC「ダイナブック」にも同様のポインティングデバイス(なんだっけ?そうそう、「アキュポイント」。色は緑色だったような)がありましたなぁ(遠い目)。
2024年9月現在入手できるトラックポイントキーボードは下記の通り(当サイト調べ)
USB ThinkPad トラックポイント・キーボード – 日本語 0B47208
USB ThinkPad トラックポイント・キーボード – 英語 0B47190
ThinkPad トラックポイント キーボード II – 日本語 4Y40X49522
ThinkPad トラックポイント キーボード II – 英語 4Y40X49493
ワイヤレスかUSBタイプ(ただし、USBはMicroUSB)の2種のみ。
いずれも日本語版と英語版が選べる。よって、全部で4種発売されていることになる。
管理人の手元にあるのはそのうちワイヤレス版(英語)を除く、3種。
打鍵感は微妙に違う。ざくっと言えばUSB版はソリッド、ワイヤレス版はややウエットな感じ。
実際、打鍵音もUSB版は比較的高い周波数、ワイヤレス版は落ち着いた音で、静音タイプが好みでしたらワイヤレス版がおすすめ。
ワイヤレス仕様版

ワイヤレス版はUSBドングルが付属しており、Bluetooth、2.4Ghz帯の2系統通信で、2台のPCと切り替えて使用できる(切り替えスイッチが操作しずらい)。
バッテリの持ちは不満ない。
USB-C端子であることもポイント高い。
ワイヤレス版はAndroidにも対応するようなので(切り替えスイッチにドロイドくんの表記がある)、試したところ、HPのChromebook X360およびAsusのスマートフォン ZenFone Max Pro(M1)では動作確認できた。
USB仕様版

USB版のネガティブポイントだが、USB端子の強度がない、という点。キーボード本体よりもUSB端子の方が寿命が短かそう。
また、端子が奥まった位置に配置されているので端子を選ぶかも(L型端子での接続は難しい)。
Macでも使えたらいいね →いえいえ、使えますよ
USB版、ワイヤレス版とも管理人のMacBook Pro(2021 M1 Pro 14インチ)でSonoma14.6.1の環境で動作した。
Macでトラックポイントを使いマウスポインタが動くのはちょいと快感かも。
Mac版Excel(Microsoft 365環境)の横スクロールだけは動作せず(縦スクロールはOK)
2021 M1 Pro 14インチのフットプリントよりも小さいので、MacBookのキーボードに慣れない方(管理人だけか?)は併用もよいかも。
入力デバイスはアプリケーションによってトラックボールがよかったり、マウスがよかったり、ペンタブがよかったりと色々ですが、トラックポイントの特長、左右の手の「ホームポジション(左手人差し指が「F」、右手人差し指が「J」)を崩さずにタイピングできる点はもっと評価されてもよいのではないかな。
これには今、全盛のタッチパッドからは「超えられない壁」がある、というのが管理人の個人的感想。
では次回の「ThinkPadミーティング」でまたお逢いしましょう!